生そばを上手にゆでるコツ

初めて生そばいただいたんだけど、ゆで方失敗しちゃったみたいでおいしくなかったの・・・

それは残念だったね~;
実は初めての方は失敗しちゃうこと多いんですよね。

何かコツとかあるのかなぁ

ちょっと気をつけるとおいしくゆでられるようになるポイントがありますよ!

ご家庭でそばをゆでる時に参考になるように、カセットコンロでそばをゆでた様子を紹介しますね!

生そばを上手にゆでるコツ

まずは事前に準備!
そばはのびてしまうと本来の食感や風味が損なわれてしまうので、まずはそばをゆでる前にそばつゆをお好みに薄めたり、食材の準備などをしておきましょう

そばをゆでる鍋は大きめがオススメ。
ゆでる時にそばが鍋の中でグルグルと対流することで麺が均等に美味しく茹であがります!
強火でグラグラと沸騰させた鍋へ!
鍋にお湯を張り、強火でグラグラと沸騰したらそばをパラパラと入れます。
当店の生そばのゆで時間は約1分半~2分です。

【ポイント】
ゆでる前のそばを強く握らないようにしましょう。せっかくのそばがつぶれたり、くっついたりしてしまいます。
そばは1本1本をパラパラとほぐすような感じでお湯の中へ入れてください。そば同士がくっつかないためです。
菜箸は優しくゆっくり動かして吹きこぼれないように!
そばを入れるとお湯の温度が下がりますので、火加減は強火のままで再沸騰させてください。
そばが浮いてきたら菜箸で底の方から優しく浮き上がらせるように2~3度かき混ぜます

さらに沸騰してくると、そばが鍋の中でグルグルと回り出します。
軽く1~2度菜箸を入れてほぐしてください。

【ポイント】
菜箸でかき混ぜる時は、優しく、そばがほぐれるようにしてください。
強くかき混ぜるとそばが切れる原因になります。
沸騰したお湯はとても噴きこぼれやすくなっていますが、水を入れすぎて空煮えになりがちなので差し水はあまりおすすめしません
火加減を調節して吹きこぼれないようにした方が良いでしょう。
冷水にとりましょう!
当店の生そばのゆで時間は1分半~2分が標準ですが、お好みでゆで時間を変えてみてください。
茹であがったそばは、鍋から網などで冷水を張ったボールに移してあら熱をとります

【ポイント】
ゆで時間を確認するときは、1度冷水で冷ました状態のものを確認するとよりお好みの硬さがわかりやすいです。
鍋に残ったお湯は栄養満点の蕎麦湯ですので、捨てずに食後にお楽しみください。
しっかり冷しましょう!
ボールにそばを移したら、1度水を捨て、蛇口から水を出しながらぬめりを取るように優しく洗います
切れることはありませんが、あまり力を入れすぎないようにしてください。

【ポイント】
冷水にとることでそばが引き締まりますので、しっかり冷してください。
水が冷たくないときは、最後の1回に冷蔵庫等で冷した水を使うとキュッと締まった美味しいそばになります。
氷水で洗う場合は冷しすぎに注意してください。冷しすぎても風味が損なわれてしまいます
水気は残らず切って!
ザルを水から上げてしっかりと水気を切ってください。
水気の多く残ったそばはそばつゆを薄めて味気なくなってしまいます。
美味しい手打ちそばをどうぞ!
あとはお好みに盛りつけて美味しい手打ちそばをお召し上がりください。

【ポイント】
そばはのびやすいので、出来上がったら早めにお召し上がりくださいね。

そばの栄養はそば湯にも

そばにはたんぱく質、ビタミンB1・B2、ルチン、鉄、カリウムなど多くの栄養を含んでいます。

中でもルチンはポリフェノールの一種で抗酸化作用を持ち、毛細血管の強化や動脈硬化の予防、脳卒中の予防、コレステロールの抑制など生活習慣病の予防に効果があります。

しかし、ルチンは水溶性のため、ゆでる際にお湯に溶け出してしまいます。

栄養の溶け出したそば湯を飲むことで身体に良いそばの栄養を余すことなく摂取できますので、是非、食後のそば湯も召し上がってみてくださいね!