そば界のパーティメニュー「瓦そば」

幌加内そばスタート

幌加内そばの6月と言えば、播種シーズン真っ盛り。
そばの芽がすくすくと成長する幌加内そばのスタート時期です。
内地では「夏新そば」と呼ばれる夏そばが6月後半から8月頃に収穫される時期になるようですが、雪深く冬の長い幌加内は年に1度、秋の収穫のみです。

茶そば

春から初夏にかけての変わりそばで人気なのが「茶そば」です。

春の新緑からだんだんと緑が濃くなっていく初夏の木々の緑を思わせる茶そばがこの時期にピッタリ。
内地では梅雨でジメジメとした気候になりがちな季節でもあるので、爽やかでさっぱりとした風味の茶そばが好まれる時期なのかもしれませんね。

茶そばは、抹茶を練り込んで作られた風味豊かなそばです。
抹茶以外にも粉末煎茶や生葉ペースト茶が使用されることもあり、京都の宇治や静岡など、お茶が名産の地域で多く作られています。
鮮やかなグリーンの色合いとお茶の上品な香りが人気で、近年では海外の方にも人気のようです。

瓦そば

茶そばは全国的にはザルやかけなど普通のそばと代わらないメニュー展開で提供されているようですが、唯一「このメニューは茶そばを使う」と広く認知されているのが山口県の郷土料理である「瓦そば」ではないでしょうか。

瓦そばは、鉄板でカリッと焼き目がつくまで焼き、甘辛に味付けした牛肉と錦糸卵、スライスレモンと紅葉おろしやその他薬味をのせて温かいつゆにつけながら食べる料理です。
本来は鉄板の上で焼いた麺を温めた瓦にのせて供されます。瓦の遠赤外線効果によって保温性に優れているとのこと。
西南戦争の際に熊本城を囲む薩摩軍の兵士たちが、野戦の合間に瓦を使って野草、肉などを焼いて食べたという話からヒントを得て開発されたようです。
すき焼きの語源、農具の「鋤(すき)」を鉄板代わりにして焼いて食べていたという話を思い出しますね。

思い出すといえば、アーチ形状の瓦にのせた見た目。道民的には、ちょっとジンギスカン鍋を彷彿とさせます。
実は瓦そばを調べている際に、同じ山口県の「焼めん」という料理を見つけました
瓦そばにヒントを得て生み出されたもので見た目はそっくりですが、麺が「茶そば」ではなく「わかめ入りうどん」を使用しています。
そして何より気になるのが、「焼めん」はジンギスカン鍋にのって提供されているのです。
どうやら瓦のアーチがジンギスカン鍋のそれに似ていると思った同類がいらっしゃったみたいです(笑)

ついにそばがパーティ料理に

山口県では一般家庭で瓦そばをするとき、マイ瓦があるのかしらとちょっと気になったのですが、普通にホットプレートやフライパンを使用されるとのこと。
ですよね~(笑)

\ドーン!/

ホットプレートで作られる瓦そばの画像を見ると、プレート一杯にどーんと調理されており、最初に見たとき一瞬「お、おぅ…」とひるんでしまいました。
そばといえば、「三たて」つまりは「挽きたて、打ちたて、ゆでたて」がおいしいそばであるというイメージがあり、「そば」のメニューとしてすごく斬新な絵面に映りました。
しかし、焼きそばだと思えばさほど違和感ない。
結局、自覚はなかったものの、そばとはこうあるべしという固定観念にとらわれているんだなぁと気づきました。
変な固定観念を外してみると、瓦そばは彩りも美しく、華やかでパーティメニューにピッタリです!
そもそも、そばという料理は、冷たいそばにしてもモタモタすると乾いてしまう、温かいそばは伸びてしまう。そのため、みんなでデーブルを囲んでワイワイ取り分けながら食べるイメージがありませんでした。
瓦そばはある意味そば界の革命的メニューなのかもしれません。

焼くことでお茶の香りがふんわりと立ち、焼いた茶そばのカリッとした食感も楽しめる瓦そば。
ちょっと気になってきた方のために、参考リンク貼っておきます。
ぜひ、瓦そばチェックしてくださいね!

うちでは月に1回は「瓦そば」を作っています。季節問わず年中。そして毎回、献立を告げると家族から喜びの声がww

瓦そばのすすめ|家で作っても最高にたのしい&美味しい!:白ごはん.com

月イチで作っても毎回家族から歓喜される瓦そば!?
俄然気になりますよねぇ!

本来は茶そばですがここでは手に入りやすい普通のそばを使います。

瓦そばで年越し! ? 顔が見えるキッチン。

とりあえずお試しに茶そばじゃなくて手持ちのそばで試してみるのもアリですね!

池森さんの動画も貼っておきます。
(いわゆる伝統的な瓦そばではなくて、少し池森さんアレンジ入っています)

豆知識

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